モロッコ。私の人生で一番遠い国。広場でおばあさんが乾燥した草を棒で搗いては篩にかけている。朝からずっと同じ作業を繰り返している。「疲れた」と言いかけて言葉を飲み込む。私は一日中好きな絵を描いてここに居る。いろいろな人の思いと後押しがあって、実現した時間。幸せだと思う。